冬こそサイクリングを

寒いのに、頑張るねぇ。

この時期自転車で走っていると
信号待ちなどで出会った人に高確率で声をかけられます

・いえいえ、むしろ暑い時期には出歩けませんて
・ゆるーく走っているだけなのになんかすみません

などと思うのですが。

着ているのがピッタリとしたサイクルウェアなので
トレーニングしている風に見えてしまうのでしょう。

寒い時期に、が一般的な感覚かもしれませんが
実は冬のサイクリングはおすすめです。

寒いと言っても雪が積もるなんて滅多にない。
路面凍結も朝のうちでおしまいのことがほとんど。
そんなしまなみなら尚更です。

冬サイクリングの利点をお話しします。


※雪雲と船。しまなみにもこんな灰色の日があります。@尾道市

景色がくっきり見える

しまなみといえば、絶景。
そして絶景といえば、しまなみ(と言いたい)。

そんな見応えある眺めが、一年のうちで
最もクリアに見られるのが冬場です。

遠くの山の稜線も、(四国山脈も見えます)
白波立つ海面も、(風が強い日にはそんなワイルドな光景も)
島影のグラデーションも、(春夏のやわらかな雰囲気とは一味違う)
すべてくっきり見えます。

スマホで何の気なしに撮った写真ですら
わー、見事!と自画自賛したくなります。
腕が上がった勘違いもいいところなのですが。

少し早起きして、幻想的な海霧を眺めてから出発。
ある意味贅沢なサイクリングができるのも、
この時期、この地域ならではの特権です。

暑さを凌ぐより対策が簡単

温める方が冷やすよりずっと楽、というのが二つ目。

しまなみで、と地域を限った話ではありませんが。
そして、極度の寒がりな方にはお勧めできませんが。

・氷を背中のポケットに入れる
・水を頭からかぶる、体幹を冷やす
・汗抜けのいいウェアを身につける

とやったところで夏場は限界があります。
そもそも昼間は灼熱ですから。

もちろん冬だって朝夕はとんでもなく寒いこともあります。
でも、体を動かせば5分10分と少しずつ温まってくるものです。

温かいを売りにしているウェアを着用する以外にも
やれる事は多々あるので、自分に合った方法を見つけてください。

・足先にカイロを仕込む
・体幹にカイロを仕込む
・重ね着で空気の層を作って暖かに
・温かな飲み物を飲んでから出発

人が少なくゆったりできる

三つ目は、少数派行為だからこその利点です。

やはりこの時期に出歩くのは変わり者なのでしょう。
オーバーツーリズムと言われて久しいしまなみですが
冬場はあまり混雑していません。

人が少ないが故にそもそもこの時期営業していない。
そんな場所もときどきありますが、それは諦めてください。

ちなみに、先日、最高気温5度、強風の日にサイクリングしたところ
日本人サイクリストと一切すれ違いませんでした。
見かけたのは、やたら薄着の欧米系の方と
同じ気温と思えないほど着込みまくったアジア系のグループのみ。

 

 

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